クロスケ、砂場で覚醒するのかい
〜1歳7ヶ月、日本犬の本能スイッチは突然に〜
うちの愛犬(?)クロスケ。
普段は「俺、落ち着いてますけど? 逆ギレしませんが?」
みたいな顔をして歩いているのに、
散歩中に 突然“野生のスイッチ”が入る犬 である。
そのスイッチが入る場所は決まっている。
公園の砂場だぁ!
行き道では完全スルー。
砂場の存在すら忘れているかのように素通りする。
ところが帰り道になると——
砂場がクロスケを呼ぶ。
クロスケも砂場を呼ぶ。
運命の再会である。
そして始まる、砂場ショー
開幕だぁ!
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■ 砂場に着いた瞬間、人格(犬格)が変わる
砂場に着いた瞬間、クロスケはこうなる。
ホリホリホリホリホリホリホリホリ!!!!
砂が飛ぶ。私に砂がかかる
鼻息も飛ぶ。
私の心も飛ぶ。
ガフガフ言いながら砂を掘り、
そのまま砂場の周りを爆走。
「え?あなた誰?」
「さっきまでの落ち着きどこ行った?」
毎回ツッコミたくなる。
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■ 止めようとしたら、まさかの“ガブッ”
ある日、私はうっかりこの儀式を止めようとした。
「クロスケ、もう帰るよ〜」
と近づいた瞬間、
ガブッ。
噛まれた私は、心の中で崩れ落ちた。
「大好きなクロスケに噛まれた…」
「私、何か悪いことした?」
でも冷静になって考えた。
あれは“野生のクロスケ”だったのだ。
人間でいうと、ゲーム中に話しかけられた中学生男子みたいなものだ。
触ってはいけないタイミングだったのだ。
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■ リード強化作戦、始まる
それ以来、私は学んだ。
クロスケの砂場スイッチは止められない。
ならば、私が強くなるしかない。
ペットショップへ行き、
・長めのリード
・頑丈なリード
を購入。
クロスケは1歳7ヶ月。
体力は無限。
対する私は53歳。
体力は有限どころか、ほぼ枯渇😢
他の犬に遭遇したときなんて、
クロスケは「勝負だ!」とばかりに突進しようとする。
私はというと、
全力で踏ん張る53歳。
腕が取れるかと思う53歳。
明日筋肉痛確定の53歳。
低い声で「ワンッ!」と吠えられると、
こっちの心臓が先に止まりそう。
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■ それでも散歩が好きになった理由
そんなクロスケとの散歩。
以前は正直、嫌いだった。
でも今は違う。
「こんなところに公園あったんだ」
「この道、電車通るんだ」
「この下、くぐれるの?」
「鳥ってこんなに優雅に降りてくるの?」
ある日、水辺に鳥がふわっと降りてきた。
その姿があまりに綺麗で、
「鳥撮る人がいるのも分かるわ…」
と妙に納得した。
今度は横から撮ってみよう。
そんな楽しみが増えた。
クロスケのおかげで、
世界がちょっと面白く見えるようになった。
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■ 今日もクロスケは砂場へ走る
砂場スイッチは今日も全開。
他の犬に吠えるのも全開。
私は毎回ヒーヒー言いながら散歩している。
でも、そんな毎日がちょっと楽しい。
明日もまた、砂場に向かって一直線なんだろう。
そして私はその後ろで、
「はいはい、今日も始まりました〜」
と笑いながら今日もクロスケを追いかける
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